旧JR出雲大社駅 [風景]
旧JR出雲大社駅は大正13年に2代目駅舎として曽田甚蔵が設計、
出雲大社を模した造りで大社線廃止と共に平成2年に廃止されました。
平成16年に重要文化財指定、平成21年には近代化産業遺産に認定されています。
出雲という土地柄、神社様式の駅舎はこの地にしっくり収まる外観。
三角と四角で構成される外観は構造的な美がありますし、格子状の
天井を持つ構内は落ち着いた印象を受けます。
この日はウォークリーの開催日で構内は準備に追われる
スタッフが慌ただしく動いていました。
駅に着いた時に参加者と間違えられました(汗)
この駅のホームにはD51774号蒸気機関車が保存されていて
鉄道関係に疎い自分でさえ懐かしさ(?)に浮かれてしまいましたw
ふーん、こうなってるんだ……一時代前のメカニズムですね。
ホームに立ってぼおっとしているとタイムスリップしそうな感覚になる
時代の流れで鉄道の駅としての役割を終えてなお、人を集める駅として
再生した姿は凛々しくも「我此処に在り」と語りかけている気がした。
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2010年9月訪問・撮影
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